流星の神

□朝の光
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『良かったら、
朝ご飯うちで食べて行く?』




あむは、家にいる火月と水月に
電話しようとして、そう訪ねた。



『お腹、空いてるでしょ?』






そう微笑んだ彼女が、
夜トと雪音には

神様に見えた。

本当の神様なんだけれど。






「行く!あむの家!!
久しぶりに行きたい!」


と はしゃぐ主人を
神器は 呆れて見ている。







『もしもーし、火月?
お米炊いておいてもらえるかな!

…うん、うん。
あ、少し多めに!!
お願いねーーありがと!』




電話を切り、
歩き始めたあむ。





『けっこう近いし、すぐだよ雪音。


あ、あたしのことはあむで
いいからね!』





こくり、と頷く雪音。



隣で スキップしている
夜トは無視しながら
雪音に色々質問していくあむ。






10分ほどで着いた、この場所。




『あ、ここ。あたしの神社 っ!』




「……。」


「相変わらず でかいよな」



目を輝かせている雪音の隣で

久しぶりに来た、
なんて言う夜ト。



( あれ?夜トって、
昨日うちに来たんじゃなかったっけ )



そんなことを考えていると、






「お、あむ。
朝帰りなんて珍しいじゃねぇか。


水月!帰って来たぞ!!」



と、金髪のイケメンと



「あむ姉ーー!!!!

遅いよ!ん?早いのか?

とにかく、おはよう!!」



と、黒髪美少女。


『昨日は、ごめんねー火月水月。
何もなかった??』


「何もなかったよ!


…ってあら」



「おーっす、久しぶり!
火月水月!!」


「おう、久しぶり。

そいつ、新しい神器か?」





「雪音っつーんだ、よろしくな」



と、雪音の髪を
わしゃわしゃと撫で回す。








『朝ご飯、食べた?』


「まだだよ」


『2人も一緒に食べよって誘ったの。

火月も水月もお腹空いたでしょ?
待たせて悪いわね。




あ、どーぞ上がって!

散らかしてるけど』





和室のような、畳の部屋へ招かれた2人に

火月と水月は質問攻めするのであった。
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