□夜のヒメゴト
1ページ/2ページ

 

私は今キッチンにいる。

もう時間は夜中12時を回ってしまった。

それでもお構いなしに、私はお酒を口に運ぶ。

「…おい、飲みすぎだ。もう寝ろよ」

「大丈夫だよ。まだ酔ってないし」

「あのなぁ…」

こんな時間まで飲みにつきあってくれたゾロが、流石に呆れを見せる。

いつもはゾロの方が酒豪のくせに…。


「…まあ、たまには酔わせんのも悪くねェかもな」

「?」


「目ェ閉じろ」

獣のように鋭い瞳が私を捕らえた。


またエッチするのか…。

分かっているのに、拒まない。

そんな自分はどうかしてる。


「………」

言われるままに目を閉じた。

彼の唇が触れ、吸い付く唇から舌を捩じ込まれれば、抵抗する力は完全に失われる。

「ん…ふ、ぁ…ンぅ…」

ゾロの肩にしがみついて、口内への刺激が終わるのを待つ。

「……っ」

胸を捕まれた感覚に身体がビクッと跳ねた。

そのまま円を描くように手が動かされる。

「…ッ…ん、ちょっと…だ、誰か来たら…」

「んなこと言って、お前もヤる気あるじゃねェかよ」

確かに…。もう既にゾロとすることでいっぱいだ。

酔いが回ってきたのか。

もともとエッチなのか。

行為を望んでいるのは彼の方か。

はたまた自分の方か。

こんなことを冷静に考えられているだけ、きっと酔いのせいではないのだろう。

唇が離れると何だか頭はクラクラして、視界がぼんやり歪んで見える。

ゾロはそんなフラフラの私を立たせて足元に膝立ちする。

スカートの中に手を入れられた感覚と同時に下着を脱がされた。


恥ずかしいのに期待するように、これから起こる深い快楽に興奮が増す。


ゾロはスカートの中に頭を突っ込むと、その空間で露になっている秘部に吸い付いた。

「…あ!」

口を手で押さえても意味がなく、指の隙間から声が漏れてしまう。

同時に擦られる膣も熱くてジンジンする。

「…んっ…あ、あっ…ぅ」

止めるように頭を押しやろうとしても彼はびくともしない。

酔いのせいで立っているのがやっとなのに、こんなに激しくされたら もっと立ってはいられない。


「ゾ、ゾロ…!もう…これ以上は…ッ」

「…しょうがねェなァ…」

立ち上がった彼は私の身体を反転させ、壁に押し付けた。


 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ