メンヘラな詩

□Out Of Order
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1. 聞こえない声



信じたい。でも信じられない…。

君が私を好きでいてくれてるかどうか。



私、迷ってるの。一緒にいること。


一緒に、いるべきなのか。



そばにいたいのに。

“不安ナノ”

どうして迷うの?

“分カラナイノ”



大好きなのに。



ううん、違う。


大好きだから。



君が他の子にとられたら嫌。

私だけを見てほしいって。

そんな気持ちばかり強くなって。


でもそれは私の横暴だって。自分勝手だって。

感じるから…。



もう、自分の心の声が聞こえない。


どうしたらいいのか。どうしたいのか。




悩んで、悩んで、悩んで。



疲れちゃったよ…。




もう私、考えたくないの。

もう何もしたくないの。


やめたいの。




君を思うこと。




そうすれば、辛くないから。

悩まなくてすむから。




忘れたいの。君を。



捨てたいの。想いを。





涙を流して、呆然と地面を眺める。


そんな時間は要らないの。




楽になりたいの。




どうして私なの?

どうして…私がこんな思いしなきゃいけないの?


まるで闇に飲まれて、真っ暗な部屋に閉じ込められてるみたい。


そばにいないと涙が落ちる。

姿を見つめると涙が落ちる。

名前を呼ばれて涙が落ちる。

抱きしめられて涙が落ちる。



こんなに矛盾して…可笑しいよ。



嬉しい筈なのに泣いて。

辛い筈なのに平気なフリして。

考えたくないのに、君を想って。



ホントに忘れたいの?

“……………………”

ホントに捨てたいの?

“……………………”




バカみたい




何も言えない。何も出てこない。




聞こえない。








私の声。









 
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