□キライ、キライ、スキ。1
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「ん…ンん…」
…何だか身体が痺れる。
頭が真っ白になって、背筋がゾクゾクする。
快楽を誘うように、脳を溶かすように。
酔いが足の感覚までも奪っていく。
このまま溶けていきそう…――。

「…ゾロ、待ってっ…ダメ…こんなこと…」
「ダメじゃねェだろ」
低い声で囁いて、ゾロは腰に手を回した。
判断力も抵抗力もなくなるくらい、身体の力が抜けてって、空中にふわふわと浮き上がりそうだ。
考えるのが億劫になるほどに。
「…っん、…は…」
リップ音が自棄に耳に響く。
こんなにゾロってキスが上手なのかな…。
それともお酒のせい…?

身を任せていると、服の中に手が入り、撫でるように胸へと移動していく。
外側から内側に寄せるように円を描きながら動く手。
「…っ」
そのまま下着の上から、恰も知っていたかのように、胸の先をくいっと刺激する。
「あっ…」
ピクリと跳ねる身体と同時に声が漏れた。
「抵抗しなくていいのかよ…」
ゾロは私の反応を確認しながら、下着のホックを外し、服を捲し上げる。
露になった胸に顔を近づけ、突起に舌を這わせた。
しっかりと唾液を口に含ませ、吸い付きながら舌で転げ回す。
「…んっ、…あ…」
次第に下半身が疼き出し、私は膝を擦り寄せた。
(ッ…やば…、声が…)

太ももに手を乗せ、脚を開かせると、スカートの中に滑らせた。
そして下着の上から秘部に触れる。
「…すげェ濡れてんな」
声からゾロが笑った気がするが、ボヤけた視界でよく分からない。
そんなことより、下着の中に侵入してきた指の感触に、声をあげてしまう。
「あ…!!」
ゆっくり出し入れしながら、濡れたところからクチュクチュと音を立たせるように動かすゾロ。
「…あっ、…あ…ッ!」
膣を太い指で刺激されて、静かな部屋に甘い声が響く。
私は身体を震わせながら、その快楽に耐えた。
掻き混ぜるように良いところを擦られて、波が全身を駆け巡る感覚になる。
指の動く速度が増してくる。
もう我慢できない…。

「…!!あっ………!!」
身体に広がる開放感。
ゾロに倒れ込み、私は息を整えながら目を閉じた。

 
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