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□Shine〜もう一つの物語〜
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「バトルカード・プレデーション!モエリング!」
地上で戦闘を繰り広げるロックマン、その背後で必死に紫色の髪をした少年、聖をかばっていた。
「もう良いよスバル、一旦退がらなきゃもうカードが…」
「コイツの言う通りだぜ、スバル!この状態じゃジャミンガーにすら太刀打ち出来ねぇぞ?!」
電波変換し、スバルの左腕に顔があるウォーロック、そして聖が撤退を促す。例え雑魚のと言えど、数が集まると手がつけられなくなる可能性がある。それが正に今の状況だ。
聖はカードを買いに行く途中、手持ちは皆無に等しかった。
スバルの手持ちカードも既に尽き、バスターを撃ってはいるが、相手の数が圧倒的に上回っていた。
電波ウィルスの中心で司令塔らしきジャミンガーが高笑いをしている。
「ハハハ、もう終わりだな聖?さぁ、貴様の持っているレジェンドカードをよこしな!」
「嫌だ…レジェンドカードは渡さない、コレは僕が帰る為の切札なんだ!!」
「なら仕方がねぇな…ならてめぇを倒してゆっくりと探すとしようかぁあ?!」
その一声がかかると同時に電波ウィルスはロックマンに襲いかかり、彼の膝は折られた。
「スバルっ!!」
「畜生…っ、体が…っ!」
ロックマンに近寄ろうとするが、聖は完全に電波ウィルスに囲まれた状態になっていた。
「ゲームオーバー…やっちまえぇえ!!」
幾多に飛び掛ってくる電波ウィルス、カードを持たない聖には対抗する術は無かった。
「ウソ…終わり……?」
―終わりたくなければ、使え