ORIGINAL

□Episode.2
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『世間話はあと、早く電脳植物を何とかして』

彼女のオペレーターだろう、本来の作戦行動を促す。短めに嘆息し、ゆっくりと制御システムへ歩み寄る。

「解ったわよ…鳳翼の舞・壱の型!」

彼女の剣を炎が纏い、大きく振りかぶるとそれは植物目がけて走り、対象の全てを焼き払う。

「終了っと…じゃ、またね?」

電脳空間から先にプラグアウトするバルムンク。あっさりと片付いた電脳植物の炭を見、残った二人も互いにプラグアウトした。



―科学省―



『熱斗君っ』

「サンキュ、ロックマン。それにしても…ゼロと一緒に現れたあのナビは一体…」

電脳空間に比例し、現実世界の植物も消えている。扉も開く様になり、そこからは紫色の髪の青年が中に入ってきた。その青年の姿を見て、驚嘆の声を上げた熱斗。

「ショウ!どうして此処に?!」

「ちょっとワケ有りで…ね、来てみたら君達がピンチだった、て事さ」

笑顔を浮かべながら熱斗の側に歩み寄り、おもむろに彼の頭へ手を置き、軽く撫でる。立体映像で熱斗の肩に乗っていたロックマンが、同じく青年の肩に乗っているナビを見た途端、慌てて熱斗に声をかけた。

「熱斗君、シャイン先生のナビ…バルムンクだよ!」

それを聞いてショウの肩を見た熱斗、再び驚嘆の声をあげた。

「ほ…本当だ!じゃぁこの前のも」

「話は後。総監、至急ウィルス研究所に熱斗君と炎山君を向かわせて下さい。奴の…教授の狙いはそこです」

ショウが言葉を言い切った瞬間、室内に全く同じ連絡が入ってきた。

「大変です!ウィルス研究所に敵が侵入、次々にウィルスを獣化していってます!」

「しまった…急いで向かってくれ二人共。君も…協力して貰えないか?」
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