夢小説長編「ハピネス」(完結)

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「沙奈ちゃーん!
こっちビールと焼酎ロックと梅酒!」


「こっちもビール二つに、焼酎水割り、梅酒ロック!」




「はーい。今行きまーす!」





働く沙奈を横目で見るカカシ。
どうやらメチャクチャ記憶力が良いらしく注文を紙に書くことなく全て覚えて間違いなく運んでくる。




「ねーカカシ〜。あの子カカシの所にいるんでしょ?もうヤった?」



『あのね、アンコ…。
得体の知れない女なんてヤれないデショ?』




「そーなの?
カカシの好みのタイプかと思ったんだけどなぁー」




「カカシがヤらないって凄いな。
んじゃ、オレ頂いて良い?」





「止めなさいよゲンマ〜。」




「だって花魁だったんだろ?」



どうやら色んな噂に尾鰭がくっ着いて何処かの国から逃げて来た花魁になってるらしい。




酒を運ぶ先々で男たちに言い寄られるが上手くかわす。
尻を触られても怒らずニッコリ笑って優しく咎める。





「男慣れしてるな」





『水商売してたからデショ』




身長は紅と同じ位。
体型は細くは無いが太ってる訳ではなく、グラマーという言葉がピッタリ。
細身のジーンズにパーカーを着てエプロンをしているが胸の大きさは分かる。


化粧をバッチリすれば大人っぽい。しなくてもポッテリしたクチビルが可愛らしい。




いわゆる男受けが良い女。




女には嫌われそうな女。





「おーい沙奈ちゃーん!ちょっと来て〜」




「はーい。アンコさーん。
今行きまーす!」





「あれ?あたし名前教えてないのに知ってる…カカシ教えた?」



『いいや…何も教えてない。』





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