夢小説長編「ハピネス」(完結)

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目を覚ますと風にユラユラ揺れるカーテンと外を眺める銀髪が揺れていた。




「カカシさん…。」




『目覚めた?火傷は医療忍術で治癒したヨ。
あと、精神疲労、肉体疲労による発熱で点滴して貰ったから』




「背中…痛くない…。」




『痕も残ってないから安心して』



「ありがとうございます」



『お礼なら綱手様にしてネ。
直接治療してくれたから。今呼んでくるから』



「大丈夫です。自分で行きますから!」




カカシさんの後を病院着のままついて行く。
流石に恥ずかしいな…。



めちゃくちゃジロジロ見られてるし。





「沙奈です。失礼します」





火影室に入るとアスマさんとこの前会った生徒さん達がいた。




「おぉ、目覚めたか?
どうだ具合は?火傷は治癒したし、痕も残らんから安心しろ」




「綱手様ありがとうございます。
ご迷惑お掛けして申し訳ありませんでした。」



深々と頭を下げる沙奈。



「あぁ良い、良い。礼など良い。
礼は要らんからどうしてこうなったか話してみろ。
カカシには自分でひっくり返して火傷したと言ったそうじゃないか?」




「自分で…。
ひっくり返して火傷したんです。」



綱手様の鋭い目を真っ直ぐ見ながら話す沙奈。




「そうか…なら良い。
気をつけるんだな。もう帰って良いぞ。熱も下がってるしな。」



「失礼しました」




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