夢小説長編「ハピネス」(完結)

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薬の副作用で18歳になった沙奈。


記憶も18歳の記憶で自分は先生と付き合ってるからオレとは浮気だと言われる始末。



しかも……元の世界へ帰りたいと泣き出した。




『…沙奈…布団から出ておいで。』





「……。あっち行って!」




『オレ任務行くから…帰って来るまでここに居て?
1人で出歩かないで危ないから』





布団を被る沙奈をアパートへ残し任務へと向かった。









「はぁ??18歳の沙奈が泣いて元の世界へ帰りたいってか?」



『あぁ…オレとは浮気だって。
18の時先生と付き合ってたらしくて…なんかその先生にやたら依存してる気がするんだよね』





ゲンマとのツーマンセル。
森の中を移動しながら沙奈の事をゲンマに話していた。



「独りにして大丈夫か?
ありゃ何しでかすか分からないぜ?」




『……パックン置いてくれば良かった…』





ゲンマとオレの予想は的中。

帰るとアパートに沙奈の姿は無かった。

酒酒屋、甘栗甘、一楽、火影岩…行きそうな場所を探すが見つからない。




口寄せをし、パックンに匂いを追ってもらった。






「カカシっ!こっちだ!」




パックンが走る先には【色町街】





一般市民から忍まで…欲望が渦巻く色町街、若い女が夜に一人で出歩くには危なすぎる。





「あの建物の中だ!」



ホテル!!??



パックンが行き着いた場所はホテルの部屋の前。



ドンドンッッ!!

『沙奈!!いるのか?』



部屋からの応答は無くドアを蹴破り中に入る。




ベッドに全裸で横たわる沙奈。




隣にいたのは見たことのない男。



「な!なんだよ!勝手に入って来るなよ!」



『悪いね。その子オレのだから返して』




「は?まだ何もしてねぇのに!それに誘って来たのはこの女だ!」




『なーんで意識が無いのかな?』



「そ、それは…途中で暴れ出したから…」





『ま、返してチョーダイ!』




シーツでくるみ担ぎ上げ瞬身でその場を去った。





「居たか!?」




『……多分ヤられる前だと思うけど…気失ってる。ゲンマありがと。』




「おぅ!じゃあな!」






アパートに帰りベッドで寝かせる。





暫くして目を覚ました沙奈。



「あれ…?」




『あれ?じゃないデショ?
もう少しで知らない男にヤられる所だったんだヨ?
何してんの!!』





「カカシさんには関係ないじゃない…。私の彼氏でもないくせに。」




『だから…24歳のお前の彼氏デショ?』




「あたしは帰りたいの!!
帰して!今すぐ帰して!
帰らなきゃ……心配してる。
きっと心配してる!!」



『誰が?お前…待ってる人居ないって言ってたヨ?』






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