夢小説長編「ハピネス」(完結)

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木の葉へ戻ったオレと沙奈。

祠の前でオレは写輪眼の使いすぎでチャクラ切れを起こし沙奈を抱き締めたまま倒れていたらしい。





オレが向こうの世界へ行ったあとナルトやサクラが交替で祠の前で待機していてくれてすぐに病院に運ばれた。






「…先生…気が付きました?」






『ん…ぁあ…サクラ…。』



「今、師匠呼んで来ます」



サクラは病室を出て行った。


沙奈はどこに行ったんだろう?





「お、目が覚めたな!」



『綱手様…。沙奈は?』




「あぁ…。違う病棟に居る」




『違う病棟…?』




「あっちの世界で薬投与されたみたいだな。
禁断症状が出てるんだ。
幻覚、幻聴、自傷行為…。
精神が崩壊寸前だ。
運ばれて来た時よりは意識は戻ってる。
会うか?」




『…会います』




連れて来られたのは精神病棟。




暴れない様にベッドに手枷が着けられている。




『……沙奈!!
オレだよ?分かるよね?
オレの事…待ってたんだよね?』




「……カカシ…。…カカシ…。
お願い…苦しいの助けて…。
助けて…お薬頂戴…ねぇ……。
カカシ…!!!
気持ち良くなるお薬頂戴!!
先生は何処?先生が沢山くれたの!!」



『……あげれない…ヨ…。
あの先生は…悪い先生だよ。』





「先生の事悪く言わないで!!
私が気持ち良くなるお薬くれるんだから!!!
先生を呼んで!!」






『先生はいない!!』





泣き出す沙奈を強く抱き締めた…。




首筋に激痛が走る。

『!!!ッッ…』



「カカシ!離れろ!」




首筋を思いっきり噛まれ歯型が残り血が滲んでる。




「沙奈…は自分と闘わなきゃいけないんだよ。
薬が抜ければ元に戻る可能性はある。」




『可能性…?』




「禁断症状を克服出来なければ…精神異常をきたし死ぬぞ…」




『何を注射されたんですか?』




沙奈の腕には無数の注射痕が残っていた。



「ヘロイン…。けしの花から抽出されるものでなそっち系の薬では一番タチが悪い。
接種時は…セックスでイク時の何倍もの快楽が味わえる。
しかし…禁断症状が始まれば悪寒がし、身体は震え暑くもないのに大量の汗をかき、身体に激痛がはしる。
耐えられないからまた摂取するの繰り返しで…最後は死ぬ」





『……死ぬ…』





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