夢小説長編「ハピネス」(完結)
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「シカマル〜大人には大人の事情があるんだから…。
カカシ先生だって色々考えたりすんだから!!」
「そうね…。とりあえず今は退院祝いをするんだから、込み入った話は後で2人でちゃんとするわよ」
10以上も下のコにダセェとか言われるオレって…。
「ゴメン…カカシ私のせいで」
退院祝いは遅くまで続いた。
ベロベロになってるアスマ、紅、ヤマト。
後片付けをする沙奈とカカシ。
サクラ達は先ほど一足先に帰って行った。
『…ったく…沙奈の退院祝いなのに結局後片付けしてるし』
「良いの。私は忍でも無いのに皆心配してくれただけでも嬉しいから。」
一ヶ月で痩せ細った沙奈の身体。
腕に残る注射痕を隠すため夏の暑い日にも関わらず長袖を着ていた。
『気にしなくて良いんじゃない?
腕…出しても大丈夫だよ?』
「うん…。」
未成年が、帰ったので猥談に花が咲くアスマとヤマト。
「ヤマトは彼女いないのか?」
「僕ですかぁ?居ませんよ〜。
暗部の時だって先輩ばっかりモテモテで…僕なんて全然」
「まさか…童貞とか?」
「ち、違いますよ!!」
「ヤマトは理想が高いんじゃないの?案外アンコとか尻に敷かれて良いんじゃない?」
「僕は……」
チラチラと沙奈を見るヤマトの視線に気付くカカシ。
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