夢小説長編「ハピネス」(完結)

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カカシとギクシャクした関係のまま時間だけが過ぎて行く。



任務に出るからと言ったカカシ。



朝早く出て夜は遅くまで帰って来ない。



また出会った時のような感じになっている。




「あ〜沙奈!久しぶり!
退院した時より……血色良くなった…ね!」



甘栗甘の前を通りかかった時声をかけてきたのはアンコさんだった。
隣にはヤマトさんに向かいにはガイさんがいる。



「お久しぶりです。オヤツの時間ですか?」



アンコの前には山盛りのみたらし団子。



「おいで!一緒に食べよ?」



「じゃあ…お邪魔します。
ヤマトさんとガイさんはカキ氷なんですね…私も。」




美味しそうにカキ氷を食べる沙奈を見つめる3人。


「な、なんですか?」



「いや…カカシとはどう?」



「…普通です。」



「なら良いけど……ねヤマト?」



「え…あぁそうですね…?ガイさん」


「そーだな!」



皆が言いたいことは分かっている。
上手くいってないんじゃないかって…言いたいんだろうな。




「…心配してくれてありがとうございます。私は大丈夫です!
こう見えて強いですから!」




「働く場所は決まったの?」



「…いえ…。BARはカカシに反対されて。色々探してるんですけどね〜中々見つからなくて。
頭使うのはからっきしダメなんで…」



「あんたさ……。カカシに養って貰えば良いじゃない?
アイツは稼ぎ頭だから相当お金持ってるし。
あんた一人位幾らでも養っていけるよ?」





「アンコさん……。
私…ちゃんと自立したいんです。
独りでも生きていけるようになりたい。アンコさんもタイプ一緒でしょ?」


「あ、あたしは腕っ節も強いから生きていけるけど…。
あんたは…」




「ご馳走様でした。
じゃあ…私帰りますね」



「えっ!?あっ僕送るから!」



ヤマトが沙奈の後を追いかけ甘栗甘を出る。




「あーあ…ヤマト…ヤバイんじゃない?」


「…カカシは沙奈の事が好き過ぎて虐めたくなるというか自分をもっと見て欲しいんだろうけどな…。」



「はー。カカシもガキだね」




「それより…アンコ。会ったか?」



「ん?……うん。会ったよ。
相変わらず綺麗だったね。ガイも会った?」




「会ったさ…。」





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