夢小説長編「ハピネス」(完結)

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背中に切り傷。
腕に刺し傷。



忍じゃないにしてもこの傷。




綺麗な格好をして、綺麗に化粧をして…。



そっちの仕事の人かしら?




『どう?起きた?』



「いいえ…。医療班に治療して貰って、今鎮痛剤を点滴して貰ったわ。
あぁいう言い方は辞めた方が良いと思うわよ?女の子に向かって殺すヨとか…どうみても一般市民じゃない?」





『……侵入者デショ?
それにミナト先生のクナイを持っていたし…。尋問にかける様に目が覚めたらイビキにお願いして来るヨ』





容赦の無いカカシに呆れる紅。





「綺麗な人ね…。」



『そう?化粧で誤魔化してるだけデショ?』





「最近…遊び過ぎじゃないの?
この間中忍のコ泣いてたわよ。」




『知らない。誰?
オレいちいちヤッた女の名前覚えてないから』




「はぁ…その内バチが当たるわ」




それから女は丸二日間目を覚まさなかった。



病室は入れ替わり立ち代り見張りの忍が出入りしていた。






「…ん?…」




「目覚めたみてぇだな」




「…誰?…此処どこですか?」




「覚えてねぇのか?」




「……お兄さんそんな変な格好して…何かのコスプレですか?頭に巻いてるのは?何のマーク付いてるんですか?」





「……。名前は?」





「…リサです。此処はどこですか?」




「オレはアスマ。此処は火の国。木の葉隠れの里だ。お前どこから来た?」




「火の国??どこ?
木の葉隠れ?全然分かんないです。」












「女の名前はリサ。
年齢は24歳。日本という国から来たと言ってます。
何で4代目のクナイを所持してたかは分からない…そうです。」



「うむ。カカシから尋問部に依頼したらしいが…必要か?」




「いや…必要ないかと。
嘘を話している様には見えませんし。」



「そうか…害は無いか。此処へ連れて来い。」









名前を聞かれ咄嗟に源氏名を名乗ってしまった…。



に、してもここはどこだろう。



格好は店に居た時の格好のままだし。




はぁ…。お風呂に入ってお化粧落としたい。

着替えたい…。





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