夢小説長編「ハピネス」(完結)

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どうしよう…今日また帰って女の子とヤってたら。
完璧私に出て行けって事だよね。




重い足取りでカカシさんのアパートへ向かう。



カカシさん…No.1ホストみたいだな。




アパートへ帰るとカカシさんは寝ていた。


ちゃんとご飯を食べて食器も洗って有る。



良かった…ご飯食べたって事は怒ってない。




シャワーを済ませ布団に入り目を閉じる。





『昨日はどこに居たの?
またイルカ先生のところ?』





「!!び、ビックリした…。
起きてたんですね…。
人のセックスを見る趣味は無いですから…。
ヤる時は私出て行きますから。」




『イルカ先生とはヤったの?』



「何でそうなるんですか?」



『男と女一つ屋根の下一緒に居て何も無いわけないデショ?』




私とカカシさんは一ヶ月以上一緒に居て何も無いじゃない…。




「人に見せたい性癖お持ちなんですか?」





『何それ…。
別にそんなん無いけど。ただヤりたかったからヤっただけ。
ここ…オレの家だしネ。
君にとやかく言われたくない』




「私…邪魔ですね…。」






『邪魔…と言えば邪魔。
オレの所から出て他の男に面倒見て貰うつもり?
ま、君みたいな八方美人どこでも生きて行けるネ』





流石にカチンと来た…。



でも…そうじゃなきゃ生きて行けない世界だった。


男に媚を売りながら気に入られ、八方美人でどこでも愛想振りまいて。

それが身体に染み付いてしまっているから簡単には抜けない。




「おやすみなさい」





『……。』












「ダメだ!任務だと言った筈だ。
まだ素性が分かってないだろう?

それともナニか?お前…手出して断られて一緒に居づらいか?」




『手出してませんヨ…。』





「珍しいなぁ。お前が女と一つ屋根の下一緒に居て何も無いのは。
ま、もう少し様子を見てくれ。」




『御意…』






任務報告書を受付のイルカ先生に出すとイルカ先生からちょっと話があるからと廊下へ連れ出された。




『何?』



「あの…カカシさん。
沙奈さんの事ですが。
オレの家に泊まったんですが…。
あの飲み会の日公園で襲われそうになってんです。」



『え?』



「中忍の男数名に…。」



聞けば襲われそうになってたのをイルカ先生に助けられ、同居している男が女を連れ込んでて帰れないと言うから泊めたと。

同居しているのがオレだと知ったのは色々話してて知ったと。




「あの…オレが言うのも何ですがもう少し優しくしてあげた方が良いと思います。
沙奈さん強がってる気がして。
それに…止めた方が良いと思います沙奈さんが居るのに女を連れ込むのは…」



『イルカ先生勘違いして欲しくないな。
オレは自分の家だから別に何しようが勝手デショ?
優しくしろって言ったってオレはただの同居人なの…』



「ですが…」



『惚れたの?あの女に。』





イルカ先生の顔が真っ赤になった。




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