夢小説長編「ハピネス」(完結)

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流石に病院着で街を歩くのはキツイなぁ…。


着てたパジャマはどうしたんだろう…。


しかし、忍者って凄いな術で傷を治せちゃうんだ。




沙奈がトボトボと夕暮れの街を歩いていると後ろから聞き慣れた声がする。




「どーしたんですか!?病院着なんて着たまま歩いて!
また迷子ですか?」




「イルカさん…。
ちょっと色々有って。病院着のまま帰るんですけど、流石に恥ずかしいですね!」



「…何かありましたか?」




「ちょっと疲れちゃっただけです。帰ってご飯作ります。
じゃ!」



「あの…もし良かったら俺とご飯食べません?」





「でも…私病院着だし。
一回家に帰って着替えて来て良いですか??じゃあイルカさんの家まで私行きますから!」



イルカさんと別れアパートへと急ぐ沙奈。





アパートに着くと先にカカシが帰っていた。


「…色々ありがとうございました。病院まで運んでくれたのカカシさんですよね?すみません。
重たかったですよね。

あの…私これから出掛けて来ます…ご飯は要りませんので」





『オレのご飯は?』





「え…っと…。すみません自分で何か…。」




『何処に行くの?』



「ご飯を食べに…」



『誰と?』



「…言う必要ありますか?
カカシさん…顔が怖いですよ?
私着替えますんで…お風呂場入って来ないでくださいね」




無性にイライラしていた。





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