夢小説長編「ハピネス」(完結)

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カカシさんのアパートへ行ってもカカシさんは居なくて。



どうしよう…ちゃんと話さなきゃだな。




とりあえずいつも通りに洗濯、家事を済ませて買い物へ出掛ける。





『今日は秋刀魚が食べたいんだけど…』




「!!か、カカシさん!?」




魚屋さんで魚を眺めてると後ろからカカシさんに話し掛けられた。

いつの間にいたの!?




「…じゃあ、秋刀魚の塩焼きにします…。
オジサン秋刀魚2つ!」



「はいよー。ワカメおまけだよ!」




「いつもありがとう」




「おぅ!可愛い沙奈ちゃんの笑顔には敵わねぇな!
カカシさん幸せもんだねぇ…。
こんな可愛い子が毎日料理してくれるなんて!」





「もうオジサンたら…!」




『持つヨ』



「今日はどうしたんですか…?」




『ん…非番だから。ブラブラしてただけ』




買い物を済ませて二人で家へと向かう。

無言の二人。






「あの、私ご飯の仕度したらバイトに行って来ます。」




『行ったらまた酷い事されるかもヨ?』



「火傷は…私が鍋をひっくり返したから…。」




『じゃあ、オレも行く』




「…ダメです。」




『そ?分かった』




家に着きいつもの様にベッドに座り本を読むカカシ。が、本を読むふりをしてエプロン姿の沙奈を眺めている。




昨日のくちびるの感触…。
手に収まり切らない形の良い胸を思い出していた。



しかし…呼ばれるのは自分の名前では無く…イルカの名前。




腹が立つ。




あの超奥手純情ウブなイルカが沙奈と一緒に住むと名乗りを上げるとは…。




「……シ…さん!!
カカシさん!!」




『んぁ!!何!?』




「ご飯…用意出来ましたよ。
食べましょう」




『ん…あぁ…』




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