夢小説長編「ハピネス」(完結)

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八方美人に残酷に…。


自業自得。



今まで適当に生きてきた罰。





カカシさんのベッドに横になりイチャイチャシリーズを読み耽る。




この世界に来てまでダメな女。



きっと何処に居たって私はダメな女なんだろうな。




明日こそイルカさんと話をしよう。




次の日イルカさんに会いに受付に顔を出した。




「!!沙奈さん!?
どうしたんですか?」



「今…時間良いですか?
お話があります」



他の受付の人がジロジロ見る中イルカさんは真っ赤になりながら中庭へと案内してくれた。




「久しぶりですね。
どうしたんですか?」




「あの…。イルカさん私はイルカさんの期待に応える事は出来ません。だから…私のことはもう…」




「分かってます。分かってるんです。けど貴方が悲しそうな顔をするのは見たくない」




「私はイルカさんの思ってる様な女じゃないです。
汚ない女。誰にでも愛想振りまいて…優しいイルカさんにつけ込んでるだけです。
イルカさんは…優しすぎます。
色々ありがとうございました」





「カカシさんは…あなたを悲しませる。俺なら…」



「カカシさんは関係ないんです」




イルカさんの悲しそうな顔。
私もそんな顔見たくない。




「イルカさん。またラーメン奢って下さいね!!
じゃあ…また!」




沙奈さん…。

俺はあなたに一目惚れでした。
久しぶりの恋だったのに。


はぁ…。


仕事しよ…。








「カカシのヤツまーだ帰って来ないの!?」



「あ、アンコさん…イビキさんいらっしゃい」



バイトをしてるとアンコさんがイビキさんと呑みに来た。



「今日はお前に話が有って来た」


「はい?イビキさん…何か?」


アンコさんがあまり良い顔をしていない。




「尋問にかける」



「え?」



「カカシの変化を見破ったそうじゃないか?
本当はくノ一…ではないのか?
手荒な真似はしたくない。」




「…尋問…ですか?」





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