夢小説長編「ハピネス」(完結)
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「お前…気持ち悪りぃな?」
「良いこと有ったの?」
『付き合うんだヨ!気持ちの整理がしたいからって言うからあと3日待ってあげる事にした』
「まぁスパイ容疑も晴れたし…でも付き合うなんて言ったらまたカカシファンが黙って無いわね?」
「イルカはどーなってんだよ?」
あーだこーだ言うアスマと紅。
イルカ先生の事はちゃんとケジメをつけたって言ってたから大丈夫だし…あとは…。
「元の世界へ帰してやらねぇのか?」
『帰りたいって言ってないし。
…沙奈が帰りたいって言うなら帰る方法を考えるけど。』
「良いのかそれで?」
『……仕方ないだろ…好きになったんだから…』
「カカシ…。私たち忍は一般人とは生活が全く違うじゃない…。
大丈夫なの?」
紅が心配してるのは……なんの躊躇も無く人を殺して来たオレの本当の姿を沙奈が見て大丈夫なのか?って事だ。
『…理解して欲しいとは思わないヨ…。ただ一緒に居て欲しいだけ。』
「悲しませる様な事はしないであげてよ」
『分かってるヨ』
アスマが申し訳なさそうに口を開いた。
「俺、沙奈に…謝らないといけねぇな。
残酷だって言っちまった…」
『じゃ…酒酒屋行きますか』
「カカシの奢りよ?」
『はい、はい』
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