夢小説長編「ハピネス」(完結)
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『危険だから離れて』
「カカシ…私が火着けちゃダメかな?」
『…良いけど…。』
皆が少し離れた場所で見守る中沙奈の手にはライターが握られている。
『ライターに火を点けたら投げて。オレは沙奈を抱えてここから離れるから』
「うん」
ライターを持つ手が震えている。
『大丈夫…?オレが「私が…するから。ケジメなの。だからもう少し待って」
遠巻きに見守るナルトたち。
「沙奈ねえちゃんなにやってんだってばよ…。」
「…ナルトは…もし木の葉との皆との今までの繋がりを切れって言ったら切れる?
沙奈さんがこの世界で生きる事を選んだって事は今までの繋がりを全て切るって事なんだよ」
「俺はそんなん無理だってばよ」
「沙奈さんはもしかすると一番強い人間かもだネ」
「そうね…」
深呼吸をする沙奈。
「……サヨナラ…」
沙奈がライターに火を点け投げた瞬間抱きかかえて離れた…。
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