夢小説長編「ハピネス」(完結)

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「初めての人が楽しくない店ですね」


「…お酒を飲むために来るのに楽しいも何もないわよ。
カカシ、この小娘失礼なコね?
あたしイヤだから連れて帰りなさいよ。」





『…はい…はい。』




結局酒を出して貰う前に追い出された。




沙奈は信じられないと言った顔をしている。




「ゴメン…私が怒らせちゃったみたい」




これでBARで働きたいなんて言わないな…。




『んじゃ。違うトコロ行きますか?』




色町街を歩くと色んな女に声をかけられる。



「カカシ…モテモテだね…」




『ヤキモチ妬く?』




「ん…ううん。ヤキモチ妬いても仕方ないもの。
女の嫉妬は醜いでしょ?」




『………。』





その後居酒屋に入りカカシはガンガン酒を飲んで行く。



「カカシ…ペース早いんじゃない?悪酔いしちゃうよ?」



『良い〜デショ!どーせ明日も休みなんだから!』



「なんか…カカシ怒ってる?」




『何で?』




「あんまり話さないから」



カランとグラスの氷が音を立てる。





『出ようか?』



「え!?だってまだ来て一時間位しか…」





腕を強く引っ張られ店を出る。




「カカシっ…どーしたの?」




『ホテル行こうか?』




「え?何で…アパートに戻らないの?」



沙奈の声も聞かず腕を強引に取り進んで行く。






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