夢小説長編「ハピネス」(完結)

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「ヤマト!手痛い!」



「ご、ごめん!!」



カカシとアキの気配を感じ直ぐにでもその場を離れたかったヤマトは沙奈の手を強引に掴み街から外れた高台へと連れて来た。





「ヤマトはカカシの後輩だったでしょ?やっぱカカシは昔からモテた?」



「そりゃ…もう。来る物拒まず…っ…。カカシ先輩は強くて、いつもカッコ良くて、頭もキレて…里の誉れなんて言われる人だからね」



里の誉れ?



そんなに凄い人なんだ…。




「ヤマトはカカシがどんな女の人と付き合ってたか知ってるんだよね?」



「そりゃ…まぁ…でも特定の人が居たのが先輩が20の時だったかな…それから沙奈と付き合うまでは居ないよ?」




「カカシのハタチかー。カッコ良かっただろうなぁ〜。」



「写真あるよ?今度見せてあげるから家に来るかい?」




「写真か…カカシが部屋に飾ってあるのは4代目様のとあとナルト君たちが写ってるのしかないからな…。見たいな。」



「じゃあ…明日のこの時間位にここに迎えに来るから居て!
じゃ、僕は行くからまた明日!」







アパートに帰り夕食の支度をする沙奈。



ふと写真が気になり支度の手を止めて写真たてを持ちカカシの小さい時の写真を見る。



生意気そうで可愛い。



写真を戻そうとした時手が滑り下へと落とした。



「わっ!……良かった…。
割れてない」



フレームから写真が外れてしまい写真を取った時写真の下にもう一枚写真があるのに気付いた…。




「ん?………え……」




無言で写真を元に戻した沙奈。






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