ブラコン夢

□朝日奈家
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「来週、女の子が3人来るんだ。」

夕食の席で、長男の雅臣がキョーダイ(朝日奈家ブラザーズ+絵麻ちゃん+ジュリ−光&棗)の前でそう告げた。

その瞬間、右京と梓と琉生と絵麻とジュリと祈織はちょっと目を丸くして驚き、要と風斗は面白そうにニヤニヤと笑い、椿と弥は満面に笑顔を浮かべ、昴と侑介は味噌汁を盛大に吹き出した。


「うっわ汚いな〜。」

「きたなーい!!」

「す、すまん…」

風斗と弥に責められ、むせながら昴は謝った。ちなみに侑介は涙目になって机に突っ伏しているけど。

「いきなりですね。」

「うん、僕も昨日聞いたんだ。何でも向こうの親御さんが転勤したらしく、しばらく3人の面倒を見る人がいないんだって。」

雅臣と右京は大惨事を無視して話を進めた。

「ねーねー、まさにー!!どんな子なの?」

「ええっと、たしか大学生と高校生が二人。高校は絵麻ちゃんと侑介と同じ学校みたいだよ。」

「え〜!!侑介いーなー!!」

「椿、うるさいよ」

「え〜!!でも梓もそー思うだろー!!」

「椿…」

どうやら一卵性は二人の世界に入ったようだ。

「まあ、皆仲良くね」

最後は雅臣がやや強引に締めくくった。

(女の子が…)

絵麻ちゃんはちょっと嬉しいようだった。

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