家庭教師ヒットマンREBORN!〜冷酷な白雪姫来る!〜

□標的4 もう1人の……
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夢を見た

私がまだ転生する前の日の……







私はいつものように公園でマンガを読んでいた



マンガを読み終わり簡単なストレッチをする

ストレッチをしてたら、1人の男が近づいてきた

『……?』

目はうつろで見た感じでは寝不足なのか?と思った


でも足取りはしっかりしてる


「…………」

男はぶつぶつ何かを言いながら近づいてくる

これは……ヤバいパターンかな……?

私はなんとなくヤバい感じがしてストレッチを止めた

そしてベンチに置いてたマンガを鞄に入れていく

「……コロ……コロ,ス……」

な、なんか死亡フラグが見えるんだけど……

ていうか……めっさヤバい声が聞こえてくるんだけど……




「殺す!」

ドスッ!

『!!』

背中に鋭い痛みが走る

そして背中に刺さっている何かが抜ける痛みが走る


これでもまだ意識がある私はある意味凄い……


でも何であそこで振り返ってしまったのだろう……

私は見てしまった

私を刺した男は悪魔の顔をしていた

そして……


ドスッ!

私はまた刺された

『がはっ……』

ああ……吐血をするってこんなかんじなんだ……

痛い……

ドスッ!

また刺された

痛いよ……

誰でもいいから助けて……

私はそう思いながらベンチに倒れこむ

ああ……死ぬってこんなに怖いものなんだ……

誰か……助けて……

「…アタシガ助ケテアゲル……」

私は遠のく意識の中でその声を聞いた











『……?』

気が付くと私は白の世界にいた

今さっきまであった痛みはなく

服に染み付いていた血もなかった


何もない白の世界のはずなのに何故か池があった

私は疑問に思いつつ池を覗きこんだ

『!!』

そして絶句した

血だらけの私の体が私という存在がないのに勝手に動いていたから…

そして私の手は私を刺した男の首を掴んだ

そしてその男に何か言っていた

その間も男は狂ったように私の体に刃物を突き刺しては抜くのを繰り返していた

それでも私の体は何かを言っていた

男はひとしきり私を刺したあと、糸が切れたかのように動かなくなった


“ゴメン……助ケレナカッタ……”

私の体はそう口を動かして動かなく
なった

それからはこの前と同じ

神が出てきて私をあの場所に連れていった


私の体は血まみれ


私を刺した男は放心状態だった









そこで私は目が覚めた

あ……やっちまった……

寝違えちゃった……

あー……首が痛い……


そういえば……私を助けようとしてくれたのは誰だったのだろう……

私はふと夢で聞いた言葉を思い出した

「イツカワカルヨ
アタシノ大切ナ主サン」

私の頭の中で冷たいアルト声が聞こえた

『!!だ、誰!!』

「今ハヒミツ……」

また私の頭の中で声が聞こえた

「お、シャナ起きたのか」

ネイトが隣の部屋から出てきた

『あ、ネイト…
おはよう…』

「おはよう
お前…寝違えたのか?」

ネイトは私を見ていう

『まあ…ね…』

絶対心の声を聞いたな…

「俺が治してやる
見せてみろ」

『あ、うん…』

私はネイトの前まで行く

「どういう寝かたしたら寝違えるんだ?
一瞬だけ痛いが我慢しろよ?」

『我慢は得意分野だ!』

「我慢を得意分野にするな、よっ!!」

ネイトは私の首を思いっきり親指で押した

『ーー!!!!』

これには声にならない叫びを出した


『いってーじゃねーか!バカァァァ!』

私はネイトの腹に一発パンチをくらわした

「我慢しろっていっただろーが!」

『手加減しろよ、バカァァァ!』

「そんなもん出来るか!」

ギャアギャアと子供のように騒ぐ私とネイト



その脇で少女が机に座って二人を見ていたのは誰も知らない












ーーー管理人からーーー

短くて本当に申し訳ありません…
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