マギ

□2夜 攻略!
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チチチ……


『…………ん?』


オレは黄色の鳥の声で閉じていた目を開けた



『あれ?ここは…………』


どこだ?






なーーーーにもない空間









音もない









風も感じない










暖かさも感じない












わかるのは光と音

あと、話せること


『ここはどこだ?』

うーん…………好奇心がなかなかそそらない…………











トントントン………ゴッ…ト、トントントン



………一瞬鈍い音がしたな………

音がした方に行ってみるか………











トントントン…………トントントントン






『!!』










見ちゃったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!










ヤバい………

ライズが










『ライズが日曜大工をしてるーーーーーーーーーーーー!!』

「!!?!?」

ゴッ

「ーーーーーーーーーーー!!!!」

オレの声に驚いたライズはおもいっきりトンカチで人差し指を打ち付けた



うわぁ…………い、痛そーー…………


オレは大声を出したことを後悔した

『ライズ…大丈夫か?』

「…………大丈夫、だ…………」


いやいやいや…………大丈夫じゃないだろ…………

指めっちゃ真っ赤に腫れてるじゃん


『………ライズ…なんか、ごめんよ?』

「………そなたのせいではない………
これくらいの怪我、我の力をもってすれば………」

パァァァ………



おおっ!?


腫れがひいていく!


スッゲーな!


「ところで…」

『ん?』

「我の力を引き出す言葉をまだ教えてなかったな………」

『あ、そういえば………』

「我の力を引き出す言葉は一旦覚えれば絶対に忘れん
地上についたら教えてやろう」

『わかった』

「では、カイ」

『ん?』

「先ほど見た光景は忘れてくれ」

先ほど………ああ、アレか…

『わかった
忘れることはオレの得意分野だ
まかせろ!』

「すまないな
では、地上で」

『おうよ、地上でな!』


オレはライズに手を振った










































『はっ!』

気がつくとオレは【迷宮(ダンジョン)】跡地のクレーターの中にいた

手の内にはその中で拾った金属の杖が2本

その1本には八芒星の刻印があった
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