マギ

□3夜 ジンの力
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『くそっ!なんでリボンなんかつけてるんだよ…………

ま、まさか!』

〈言っておくがニューハーフではないぞ〉

『…………ちっ

んじゃなんでリボンなんかつけてるんだよ』

〈だからそれは言えぬのだ!
いいではないか、首にリボンではなかっただけでも〉

『なっ!?

ま、まさか!』

〈そのまさかだ
我にはリボンが2つついておる
一つはそなたと同じ場所
もう1つは首にある〉

『………………』

〈仕方ないな………言えるだけいってやろう〉

『…………なんだ?』

〈そのリボンは我の大切な人がつけたものだ
我はそなたと同じように嫌がったが押し付けられた
それから毎日のようにリボンをつけられた
そのうち我はリボンも悪くないと思った
1つのオシャレとして見たのだ
だから我はリボンをつけることにした〉

『…………その人はどうなったんだ?』

〈それは言えぬ
というよりどこにおるのかわからん〉

『…………そうなのか…………』

〈わかってくれたか
では…………〉

ポンッ

『?』

髪にある違和感

オレはそれをさわった

『!!!!!』

小さい黄色のリボンがあった


『ふざけんなぁぁぁぁ!!!!!!!!!!』


オレは叫んだ



くそっ!リボンがついていても悪くないと思うんじゃなかった!!!!!











〈くっくっく…………〉

ライズは未だにオレの反応を笑っていた










ジンは厄介だ

魔法の威力は半端じゃないが、ジンの性格は厄介だ


オレは1日足らずでそれを学んだ
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