マギ

□4夜 旅立ち
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『さてと………ライズ〜』

〈なんだ?〉

『こっから次の都市までどんぐらいあるかな?』

〈さぁな
まあ浮遊魔法を使えばそんなに時間はかからんだろう〉

『浮遊魔法ね…………
その手があったか!』

〈あんまり使いすぎると魔力切れでぶっ倒れるから気を付けるんだぞ?〉

『大丈夫!オレにはルフ達がいるから!』

〈ルフがいてもな………?本人がバテたら意味ないだろ?〉

『あ、言われてみれば………』

〈ルフたちにも伝えておけ?
例えば、魔装の時だけルフの力を貸してもらうとかさ〉

『うん、そうだな…………

ルフ達よ!お前たちの力はジンの力を使う時だけ使わしてもらってもよいだろうか!』

オレは周りを飛んでいるルフ達に聞いた

ルフ達はオレの周りを飛び回りチチチ………と鳴いた

“もちろんだとも!”

“我はそなたの味方じゃ!いつでも使ってくだされ!!”

オレはルフ達からその声を聞き取った

『ありがとう!
ルフ達には感謝している!』


オレがそう言うとルフ達はチチチ…………と鳴いた


〈カイはルフに愛されとるな〉

『まぁな
なんてったってオレが小さい時から一緒だったからな
大切な家族だよ』

〈そうか………〉

『ライズ、お前も大切な家族だ』

〈そうか、家族か…………〉

『いやか?』

〈いやではない
むしろ嬉しいぞ〉

『それは良かった
んじゃ、次の村にいくか!』

〈そうだな〉


オレは浮遊魔法を使って空を飛んだ











目指す場所は迷宮が出現した都市



オレとライズの旅が始まった
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