幻影【話】

□俺自慢の嫁
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俺は妖精の尻尾の魔道士。
ナツ・ドラグニルだ!!

ん?魔道士なのに仕事に行かないのかって?
今はそれどころじゃないんだ!何でったってあの…あの可愛い俺の嫁が長期クエストから帰って来るんだからな!
帰ってきたらすぐ俺の愛のこもったハグで……

ん?その嫁はどんなやつかって?

んー、まずは…
長い黒髪で、吸い込まれそうな真っ赤な目。そして艶かしい腰…そんでもって服の隙間から見える鎖骨…って、話がそれてるって?
んだよしょーがねーだろ。あいつのいいとこ挙げたらキリがねぇ。

あっ!そんで忘れちゃいけないのがツンデレってとこだな!あと鈍感。俺の嫁、マジ天使

しかし…そんな幸せな俺でも一つ悩みがある……それは、






嫁より背が小さいことだァアアアアアアア!!!



旦那としては屈辱だろ?!
だから俺最近、牛乳とセ○ビック飲んでんだぜ。

何?そんなの良くあること?女でも背が高い人はいっぱいいる?

はぁ?なに言ってんだ。だいいち俺の嫁は女じゃねぇよ。
男だ。

え?なんで引いてんの?!ちょ、まて、おいー!!

何その哀れむような目?!
女出来ないからってとうとう男に手ェ出したか…って違ァアアアアアう!!
俺は相思相愛なの!一方通行じゃねーの!

あ、そんな事話してる間にあいつが帰ってくる時間になっちまった!!
待ってろよーー!俺の嫁ー!!!
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