短編
□姉妹の間
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「お姉ちゃーーん!!」
アルカが飛びついてくる。
私はゾルディック毛の長女。
アルカと凄く仲良しで、私の前だと滅多にナニカを出してこない。
というか、滅多にお願いをされない。
「よしよし。アルカ、今日もいい子いい子してた?」
「うん!」
元気の良い返事で、アルカを見ていると疲れなんて吹き飛びそうだ。
「ねえねえお姉ちゃん!」
「何?」
「好きって言ってーー!」
「!」
これは、お願いなのだろうか。
確かアルカの願いを3つ叶えるとお願いが叶うとか....。
まあ私は願い事ないけど、
ていうか、アルカの願いならなんでも叶えられる気がする。
「アルカ、好きだよ」
「じゃあお姉ちゃん!」
次のアルカの願い事はなんだろう