短編

□飛行船
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「はぁ....」

二次試験が終わって今は飛行船の中で
休憩している。

休憩している中、私は無意識に言葉を発していた。


「呼んだ?」

後ろを向くとキルアがいた。
私は少し驚き、キルアの方に体を向けた。

「いや、呼んでないけど....」

「ふーん。じゃあ今なんて言ったの?」

無意識に何かを言っていたが、
何を言ったかはわからない。

「ごめん、無意識だった。」

「ふーん」

そういい背を向けて何処かにいこうとするキルア。

「ま、まって…」

何故かキルアを呼び戻そうとする。

「なに?」

キルアは振り返って私をみた。

「あ、あっ、いや....」

「なんだよ」

また背を向けられる

「キルアッ!!」

もしかして…だけど....

「一緒に居て欲しい…なんて....」

そう言い苦笑いする。

「ふーん」

キルアは意地悪しているような笑顔で言った。そして続けた

「じゃあ一緒にいてあげる」


そうして、三次試験がはじまるまで
キルアとずっと話していた。

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