短編

□夜の彼に昼の日常を
1ページ/3ページ


「ヘラクロスありがとー!また遊んでねー!」
「俺でよかったらいつでもいいよ」

ヘラクロスはドンファンやフカマルたち子供組と庭で遊んでいた。子供達の世話を焼くのが好きなヘラクロスは彼らと遊ぶことがとても楽しく思っている。
そして、彼にはもう一つ楽しみなことがある。ヘラクロスはある木まで向かうと、そこにはいつも通り彼が世話を焼きたがる人物がいた。

「ヨルノズクー!」
「・・・また来たのか貴様」

その木には、いつも夕方あたりに本を読んでいるヨルノズクがいる。ヘラクロスは毎日その時間帯に彼に会いに行くのだ。

「何だよ。いいじゃん、いつものことだし」
「暇なんだな」
「ヨルノズクが嫌なら控えるけど・・・」
「・・・誰も嫌とは言っていない」
「そう?じゃ、隣失礼しまーす!コーヒー持って来たんだけど飲む?」
「・・・貰おう」

こうして、二人の時間が始まる。

.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ