短編

□昼を知った夜
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「・・・眠い」
「あ、あんだけバトル付き合ったのに寝れなかったの?」
「貴様が本気でやらなかったからだ」

昨日、ヘラクロスとヨルノズクはヨルノズクが夜に寝て昼に起きれるようにするため、バトルをした。しかし、ヘラクロスが本気でやらなかったのと、相性が非常に悪かったのとでヨルノズクは寝れるほど体を動かせなかった。

「だって、本気でやってヨルノズクが怪我したら嫌だし・・・相性悪いし(ボソッ)」
「私が貴様相手にそんなヘマをすると思うか?それと、私が貴様に負けるとでも?」
「うっ・・・」

皮肉を言うヨルノズクだが、実は今日のことをとても楽しみにしていた。寝れなかった理由に、楽しみだったこともあった。ヘラクロスには言わないが。

「ヘラクロスー!」
「あ、ドンファン!ヨーギラス!」

話しているうちに、ドンファンとヨーギラスがやって来た。2人ともよくヘラクロスと遊んでおり、今日も遊んでもらいに来たのだ。

「あれ?ヨルノズク?」
「珍しいね。この時間に起きてるなんて」

二人はヨルノズクが昼時にヘラクロスと一緒にいることに少し驚いていた。

「今日はね、ヨルノズクも一緒に遊ぶんだよ」
「そーなの!?やったー!」
「いっぱい遊ぼうね、ヨルノズク」
「・・・ああ」

ヨルノズクは内心戸惑っていた。二人が何で遊ぶのか知らないし、自分はどうすればいいか、と色々考えていた。

「じゃ、今日は何して遊ぶ?」

ヘラクロスの一言で、今日の遊びが始まった。

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