神と幻実の樹

運命を司る神、モイラが信仰される世界。

神の圧倒的な奇跡、神力。魔力の恩恵から授かる才能、魔術。魔術の複製であり真似事、魔法。精霊または精霊の恩恵である、精霊術。
神、天使、悪魔、精霊、人間、エルフ…様々な種族が集う世界で、ひっそりと、だが激しい争いがあった。

神力を失った紡ぐ神。幽霊と化した超能力者。やがて愛を知ることに。
小さな原罪の悪魔。記憶を無くした水の精霊。姿の違うかつての家族。
星の命を狩る死神。駆ける傲慢の悪魔。恋人を守ろうと励む者。

きっかけはどうであれ、被造物の運命をかけた戦いに身を投じていく。
全てはそれぞれの『大切な人』のため。

そんな彼らを摘み取ろうとする者たち。俗に離反者と呼ばれる者たちとの交戦は激しさを増していく。

「このまま幸せが続けばいいのに」
運命の神のひとりが願ったことは、やがて世界を揺るがすこととなり。

そんな、知らないなら知らないままでいい話。
知りたいなら、拒まない話。

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