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□私を舐めるなよ!
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土方さんに部屋を案内してもらうことになった私。
…にしても広いなぁ、ここ。
私、迷子になる自信がすごいあるんだけど…;;;
「着いたぞ。お前はこの部屋を使えばいい」
『え、こんな広い部屋借りてもいいんですか!?』
がらんとした部屋は1人で使うにもったいない程の広さがあった。
「あぁ、好きに使っていい」
『ありがとうございます!』
野宿っていう選択は無くなったし、働く場所も見つけることができたし…本当に感謝しきれないなぁ。
「何やってるんですかィ、土方コノヤロー」
「よーし、総悟切腹しろ(怒)」
「てめぇがしやがれニコ中野郎ー」
「んだとコラァアア!!!(怒)」
『うぉっ!?Σ;;;
ひ、土方さん落ち着いて下さい!;;
…てか、沖田 総悟ォォオオ!?///』
目の前に出てきたのは、栗色頭の可愛い顔をしたドS悪魔。
マジで可愛いな、女子か。
「は?誰です、コイツ。
てかなんで俺の名前知ってんでィ」
『あ!私、今日からお世話になります!名字 名前って言います!よろしくおねがいします!』
「どういうことでィ、土方さん」
「あー、実はな…――」
「なるほど、そういうことでしたかィ。」
『よろしくお願いしますー、てか女子か可愛すぎるだろ』
「名字、お前頭大丈夫か?」
『え?何でですか?』
「俺の事、そういう風に言った奴は初めてだぜィ」
……私のところではそう言ってる奴、うじゃうじゃ居るけどな。
なーんて心では思ってたものの、この世界で言われないって事は本当にサドなんだろうなぁ―……;;;
標的にならなきゃいいんだけど…;;;
「なかなかおもしれェ事いいまさァ。気に入りましたぜィ」
『……え?』
そう呟くと、何とも可愛らしい不敵な笑みを浮かべた沖田がグイッと顔を近づけてきた。
『うわっ!?///;;;』
「いい玩具が手に入ったぜィ、せいぜい俺を楽しませてくれよ?」
『……――やっべ;;;;』
会って数分。
私、死亡フラグすごいっす。