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□パーチー開始だァア!!
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「それじゃあ!新入り名前ちゃんの記念にかんぱーい!!」
全「かんぱーい!!!」
なんやかんやで時間は過ぎ、とうとう歓迎会の始まり始まり!
私もお酒っ…は流石にダメだろうとジュースで乾杯。
賑やかな笑い声が部屋中を包んだ。
「ねぇー、名前ちゃんいくつー?」
「彼氏とかいるのー!?」
「名前ちゃん、まじ可愛いんだけど!俺好みー!」
「俺も俺も!!」
『あははは…』
普段女の人とあまり関わらないせいか、隊士達は正直うざいと感じる程絡んできた。
「てかあの沖田隊長を倒すとは思ってなかったわぁー」
「ほんとほんと。あれは凄かったよなぁー」
『あはは、ありがとうございます』
…随分と酔ってきてるなぁ、この隊士さん達は…;;;
あんまり酔ってる人には近づきたくないけど……;;;;
「今度、俺とデートしないー!?」
「あー、ずりぃ!俺もー!」
『あ、あはははは…;;;』
困ったなぁ、どうするか……;;
蹴り倒すわけにもいかないし…;;;
「おいお前ら、悪ノリし過ぎでィ。名前がひでぇ顔になってやがるぜェ」
『ひでぇ顔とか女子に言うもんじゃありませんんんん!!Σ;;;;』
「あ、すいやせん。
もともとそんな顔でしたねィ」
『沖田テメェェエエエエ!!(怒)』
プププなんて笑い方しながら私に指さす沖田 総悟。いつか殺る。
『てかそれ、私に負けたくせに屁理屈ぅ??』
「んだとコラァアア!!(怒)」
「てめぇらうるせェェエエ!!(怒)」
「『土方死ねコノヤロォオオオオ!!!』」
「上等だコラァアア!!
表出やがれェェエエ!!(怒)」
「ガッハッハ、賑やかだなぁ!」
こんなに楽しい日はいつ振りだろう。
学校でもこんなに騒いだことなかったなぁ。
『……ふふっ、あははっ』
「…どうした名字、急に笑い出しやがって;;」
「ついに壊れやしたかィ?」
『……いや、ごめんなさいっ。
ふふっ……何だか嬉しくて。
こんなに騒いだの久しぶりだから…。
皆さんありがとう、すごく嬉しい。
出会えてよかったっ(ニコッ』
全「…―――っ!!/////」
『……あれ、皆さん酔ったんですか?顔が赤いですよ?』
「………お前のせいでさァ///」
『???』
全(クソ可愛いなコノヤロー!//////)
「……っと、そうだ。近藤さん、名字を女中じゃなく部隊として使いたいんだが」
「名前ちゃんを部隊に?
なんでまた急に」
「確かに見た目はこんなだが強さは本物だ。総悟から一本取れたやつはなかなかいない。だからこそ、少しの戦力として使えると俺は思う」
「うーん…確かに一理あるが、名前ちゃんは女の子だ。あの厳しい戦場に耐えられるかどうかは定かではない。
…名前ちゃんはどうだ?
部隊に入って、俺達と戦う勇気はあるか?」
『戦う……』
戦うということは人と殺し合うということ。敵の血、そして仲間の血を見る勇気。死を乗り越える勇気…―。
「まぁ急に言われても決められんだろう。今日はもう寝なさい。明日にでもまた答えを聞こう」
『…はい、ありがとうございます』