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□パーチー開始だァア!!
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そうして歓迎会は無事閉じた。
『送ってくださってありがとうございました、土方さん』
「別に部屋が近いからついでだ、ついで。礼を言われることじゃねぇ」
『素直じゃねぇですな〜、兄ちゃんw』
「いや、それ誰だよ」
『まぁとにかく助かりました、一人だったら迷ってたし。じゃあまた明日』
「……―名字」
『はい?』
「…部隊に入るかどうかはお前次第だ。無理矢理やらせるつもりはねぇ。だからしっかり答え出しとけよ」
『…はい、分かりました。
じゃあまた明日、おやすみなさい』
「あぁ、またな」
――ガタタッ
戦う勇気……か。
一般女子高生に問われる質問じゃないよね普通。
まぁ、今起こってること自体が普通じゃないんだけども。
『…死ぬ勇気はあるかってことだよね、これって』
…なかなかハードルの高いことだわ。
用意してもらった布団をひき、その上にごろんと寝転ぶ。干したてだろうか、とても温かい。
……私はどう選択したらいいのか。
……何が正しいのだろうか。
『…――どうしよう……』