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□雪合戦争
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バタンッ
「わー!すごーい!!」
ユキは窓を勢い良く開けて目の前に広がる白銀の世界に目を輝かせた
「今日はー…、デイダラとトビくんは任務ないよね!」
ユキはリビングへと早足で向かっていた
「あ、トビくんおはよう!」
「ユキちゃん!おはようございまーす! どうしたんスか?テンション高いっスね!」
「うん!あのね、デイダラとトビくん今日は休みでしょ?だから外で遊ぼうよ!」
「おぉ、いいっスよー!じゃあまずは寝ぼすけな先輩起こしに行きましょー!」
周りにお花が見えそうなくらいウキウキルンルンな二人はデイダラの部屋へと行った
コンコン、バタンッ!
「せんぱーい!朝ですよー!!外行きましょー!!」
「一緒に遊ぼー!!」
ノックの意味はあるのだろうか、中の住人の返事を聞かず勢いよく開けたトビ。しかも入った途端デイダラの上に跨り耳元で叫ぶという迷惑極まりない事をした。後輩の自覚はあるのだろうか
「っ!!だー!!朝からうっせぇな!!!重いうるせェ邪魔だどけ!!!!うん!!」
さすがに怒るデイダラ。いや、誰でも
怒るだろう
「ねぇねぇ!デイダラ外すごいよ!!ちょうど任務ないし、遊ぼ!」
「あ?…あー、俺寒いし眠いしでトビと遊んできたらどうだ?うん。」
珍しくノリが悪いデイダラだったが…
「じゃあこんなダラダラしたデイダラダラ先輩なんてほっといて二人で仲良くイチャイチャ遊びましょー!」
「あ゛!?おいトビてめぇ今なんつった!!!」
「あれれー?ダラケ過ぎて耳までイっちゃったんスかー?頭だけで十分ですよデイダラダラ先ぱ」「喝!!!!!!!!」
ドゴオォォオォォン
(ギャァァァァァァ)