short
□ぽかぽか
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「…う、ん??」
揺られて当然だが起きたユキ。
「ユキちゃーん?こんな所で寝たら風邪ひいちゃいますよー?」
「…んー、大丈夫だよ〜暖かいし、いい天気だしー・・・」
寝惚けているのか、少し舌足らずになっている気がする。
「あー、そうっスねー確かにぽかぽか天気ですけど・・・」
「トビくんも一緒に寝よー」
服をクイクイと引っ張られて、しかも無意識だろうが上目遣いで見られ・・・さすがのトビもドキリとした。
「っ、、、く…・・・ハッ!、いやいや起こしに来たのに僕まで寝ちゃったら意味ないっスよーアハ、ハ」
「えー…」
眠いのか、反応が薄い。
あと服が少し乱れている。
「…スー…スー」
「…あ、あれ??また寝ちゃった??ユキちゃん?」
服をクイクイとされ、上目遣いで見られ、更に服は乱れていて・・・
トビは理性をかき集めて耐えている。演じている以上下手な事をしたら面倒だ。
(…いや、知られ拒絶されるのが怖いのか?)
悶々と自問自答を繰り返していたら眠気が襲ってきた。
「…お前が悪い…。」
せめて、と思いトビはユキに抱きついて眠りに落ちた。
夕方になり偶然通ったゼツに起こされた2人。
(んー!よく寝たー!)
(結局僕まで寝ちゃったけど、まあ色々見れたし今回はいいや!)
(野外デ イチャイチャスルナ)
(まぁまぁ、いいもの見れたしいいんじゃない)