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□とある暑い日
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「…ユキの髪は艶があるな」




「・・・え、あぁ、そうかな?」



突然ポツリと言い出したマダラに反応が遅くなったが返したユキ。の髪を隣に座っている男は弄り始めた




「何故いつも結んでいるのだ?せっかく長いというのに、勿体無いな」




「うーん、動くとき邪魔になっちゃうでしょ?かと言って切りたくはないし。…マダラは戦闘で動くのに邪魔に思わないの?」




「…もう少し女らしくしていればいいと思うが…。まぁ、戦闘の時も特に何も思わんな」





自分の髪にはあまり興味や関心がなさそうに見えるけど、思ったよりマダラの髪ってサラサラだよね…とユキは少し悔しそうに思っていた




「ふーん・・・マダラの髪、癖が強くて固いけど、なんでかサラサラだよね。なにかしてるの?」




「いや、何もしていない。髪の手入れなどもした事がないな」



気になったユキは聞いてみたが返ってきた答えは予想通りというか、ちょっと腹が立つというか、そんな感じであった。




「・・・そう。・・・ねぇマダラ、私を暑くしたのと不機嫌にさせたので髪結ぼう」




「ダメだと言って・・・いや。そうだな、俺のココはユキよりももっと熱を帯びているぞ?髪を結んでやる代わりにコレの相手をしてもらおうか?」



ココ、と指を指したのは下にある、アレだ。ユキはそれを見て顔を真っ赤にして首がちぎれそうなくらいに横へふり拒否した





「なななな、、なな、なんて、事言って・・・!!!」



「遠慮をするな。ユキが髪を上に上げているせいで色っぽい首元が丸見えだ。誘っていたんだろう?暑さを言い訳に。」





ダメだ話通じてない!?と今度は顔を青くしたユキが身の危険を感じ逃げようとしたが、そこはさすが頭領。瞬時に手を掴んで引き、バランスの崩れたユキを押し倒して上に跨った。(所謂馬乗り状態)




「逃げることないだろう?…服が乱れていやらしいぞ。」




ニヤリと意地の悪い笑みを浮かべたマダラへとユキは抵抗するために体を起こそうと力を入れるがびくともしない




「ちょっ…!!マダラのいて…!暑、い!」



「ほぅ、まだ言い訳をするか?正直に言えばどうだ?今言えば優しくしてやろう」



「マ、マダラ暑さで頭やられたんじゃない・・・!?頭冷やさないと…!」



「フッ、俺が暑さごときに負けるとでも?」




あーいえばこーいう、言葉が通じているようで通じてないマダラを見上げてユキはため息をつきたかった




「諦めて観念するんだな」



なんて、ドヤ顔で言われて腹が立つ反面、ドキリとしてしまったユキはまた顔を赤に染めて抵抗をやめた




「初めからそうしていろ」




そしてマダラの端整な顔立ちが目の前に広がり重力で落ちてきた髪をくすぐったく思いながら唇を交わした













(イタタ…)
(言い訳などするからそうなるのだ)
(ムカッ)
(怒った顔も可愛らしいな)
(っ!!マ、マダラの馬鹿ー!)






→あとがき
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