short
□warning!
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――――き――――…!
――ろ―――!――き―!
・・・何か、聞こえる、誰かの声が・・・
―――お―ろ、!―き――ろ―!―
――――ユキ―!!――
私の名前、呼ばれてる、、
…それにこの声は、
「ま、だ…ら」
「!!!ユキ!!」
「ユキ様!」
目を開けるとそこには珍しい焦った顔をしたマダラと泣きそうな顔をしている女中たちや助太刀をしてくれた人達もいた
…でも、あの女中はいなかった。私に休めと言ってくれた女中は。
「ユキ…!!よかった…!!」
「ま、だら…わたし、、」
「ユキ、お前まで失うかと…!!」
強くマダラに抱きしめられた。
あぁ、私はまだ生きてる、息を、してる。温もりを感じられる。
ごめんねイズナ、まだそっちにはいけなかったよ
私たちを気遣ってか、他の人たちは静かに退出していった。
「マダラ、様…」
「二人だけなのだ。畏まらなくても…昔のように、呼んでくれ」
「…マダラ、私のこと覚えてたの?」
「忘れるわけないだろう。」
「そ、うだったの・・・。マダラがうちは一族の長になってからは、全く関わりがなくなって、覚えてないのかと思ってたよ」
「…お前は、俺が初めて恋した者だ。だから忘れはしない・・・だがお前はイズナが好きなのだろう」
え?…え?初めて恋した者…??
「え?マ、マダラ?何だか展開が急すぎない?そ、それと確かにイズナは好きだけど、幼馴染みとしてだから…えっと、恋とかでは…」
言ってて何だか恥ずかしくなってきた。え、恋??
起きてすぐだから頭が回らない。
「!そうだったのか…!?」
「え、う、うん」
「・・・・・・俺だけ一歩引いていて馬鹿みたいではないか」
え?いや、そう言われても、ホントのこと言えばイズナは幼馴染みというよりも兄として見てた感じだから…こ、恋では、ない…はず。
「そうか…ならいいな?」
「え??何が?」
主語がないよ、主語が。昔からだけど。
「俺は昔からユキが好きだ。この気持ちはいつまで経っても変わらない。…だから、ユキが扉間に貫かれたとき、イズナと重なってしまい、どうしようもなく恐ろしかった。・・・もう、俺の傍から離れるな。俺の見える範囲にいろ。」
そしてまた抱き締められた。またまた急展開なこと言うなと思いつつも私も答える
「…私は、恋、、とかはまだよく分からない。でもイズナやマダラ、うちは一族は愛してる。…マダラの言ってる好きと、私の言う好きが違うことはわかるよ。・・・私は貴方の愛に応えられる自信がないの。」
思うことすべてをマダラに言うとマダラは体を離して向き合った
「今はそれでもいい。俺がユキを愛している事を知っておけ。…まぁこれからはそれなりの接し方をさせてもらうがな。」
「…うん、ありがとう。・・・それなりの接し方?」
「フッ、俺を好きにさせてやるだけだ」
そう言い、マダラは私の腰と後頭部に手を寄せて口を合わせた
→あまりにも雑すぎるような気がしたので、補足兼あとがき