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□怪我と手当と
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ドゴオオオン
「いでェえぇぇ!!」
「…あ゛!?チッ、おいトビ!てめぇ逃げてたんじゃねぇのかよ!!」
「いやー、あまりにも先輩戻ってくるのが遅いから殺られたのかと思って僕優しいから死体回収に来たんですが・・・ってギャー!?何でこっちにも粘土蜘蛛をー!?!?」
「てんめぇ・・・余程死にたいんだな・・・そうならそうと言ってくれりゃあ良かったのになぁ…! 喝!!!!」
気にかけた俺が馬鹿だったと思い、他の雑魚共と纏めて爆発させたデイダラ。今回もトビの自業自得だった。
***
「あ、デイダラとトビくんおかえりーって!?トビくんどうしたの!?」
迎えたユキだが目に映ったのは何故かボロボロのトビだった。
「そいつの怪我はほっとけ自業自得だ。うん。」
「先輩がドジだから僕ごと爆発させちゃったんスよねー。」
「ブチッ…てめぇまだ足りねぇか・・・。表出ろや」
なるほど。と今の会話でもう察したユキ。
「あー、分かっただいたい分かったから!ほらトビくん煽らない!とにかくその怪我治すから部屋来て!」
「ユキはお人好しだな・・・うん」
「やったーユキさんの部屋行けるんすかー!」
「おい待てコラトビィ!!変なことすんじゃねぇぞ!!」
「やだなー先輩じゃないんスからしませんよ〜」
「もうトビくん!はやく!」
延々と続きそうなこの言い合い(?)にユキはトビの手を引いて強制的に終わらせた。