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□日常の1つ
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暇だ。と、リビングに集まっていたユキとデイダラとトビが思った。
「暇っスね」
「そうだな・・・」
「暇って思うから暇になるとか?」
「じゃあお話しましょ!」
ソファに座っていたトビが提案を出した。
「何のだ?うん」
椅子に座っていたデイダラが怠そうに言って、トビと同じくソファに座っていたユキも耳を傾けた
「何の?うーん、それは特に考えてなかったっスね〜。後輩ばかりに頼らず偶には先輩も頭働かせたらどうでし ょう?」
「てめぇ喧嘩売ってんのか、うん!そういうお前は任務の時体を動かせ!!」
「え?トビくんサボってるの?」
「そんなわけないっすよ!ちゃんと動かしてますって〜」
「逃げるのは動くって言わねぇよ!!うん!」
あぁ、とユキは納得して場の雰囲気がデイダラにより、(というかトビのせいで)ピリピリし出したのを感じて話題を変えた
「それよりトビくんってその仮面外す時とかあるの?」
「えー?そりゃあお風呂入る時とかは外しますよ?」
「嘘つけ!てめぇ頭洗う時だって付けてただろ!」
「え!?…顔とかどうやって洗うの?」
お風呂入る時も付けたままな真実に純粋に驚いたユキ。
「うわ何で先輩知ってんスか?キャー!あ、顔洗うときはさすがにホントに外しますよ?」
「うぜぇ…!!うん…!・・・ハァ、オイラはちょっと用事あったの思い出したから抜けるぜ。」
トビへとうざそうな視線をきっちり向けてデイダラはどこかへ行ってしまった
「…わたし達だけじゃない?こんなにする事がないのって。」
「そっスね!多忙すぎるのも嫌ですし、これくらいがちょうどイイっすよ!」
あれ、後輩なのにそんなに忙しくないってどうなの?と思いながらもそこは聞き流したユキであった。