短編集

□怖い人
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日課になりつつあるカプセルコーポレーションへの訪問。

ブルマの友人である私は彼女の頭脳と技術を高く評価している、と言ってしまえば生意気だけれどとても尊敬している。

以前、ひょんな事から彼女に頼まれた試作品メカの運転試験の結果を報告する為、私はカプセルコーポレーションにこうやって足を運んでいるのだ。

今回の試作品メカはお掃除ロボット。

従来よりも掃除する場所のレパートリーの増えたそれを私の家で試運転させ、その結果を報告するのが仕事。


カプセルコーポレーションの中に入りブルマを探す。
彼女は最近忙しいらしく、一定の場所に留まっていない。
その為、毎回探し回るのだ。

運が良い時は直ぐに見つかったり、部下の人が連れて行ってくれたりするんだけど、どうやら今日はそうもいかなそう。

今日は日曜日だからか人も疎らにしか居なくて、ブルマの居場所を知っている側近の人は見当たらない。

「…はぁ」

思わず長い廊下の真ん中で溜め息をつく。

「ブルマの部屋に報告書だけ置いて帰ろうかな…」

ブルマの自室への立ち入りは幸い許可されているから、その方が良いよね。

私はくるりと方向転換してブルマの部屋に向かった。
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