腐った寿司

□幼キッド君『ひとさまの。』
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「…キッド、今日ハここでイイコにしてて下サイ」
「ちあ、ちあは、どこ、いくんだ」
「私はお仕事デちょっと遠くマデ行くんデス。…大丈夫、今日中ニ戻りマス」


不安がるキッドを抱き上げる。研究成果の論文が入った封筒を小脇に抱えた。
人から見たら、全く似ても似つかない親子であろう。
そして、メガディス社と違ってやたらと派手な、大きな手のようなビルに入り込んだ。




    ──ひとさまの。──
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