ルーピン夢 長編

□トムの願い
1ページ/4ページ

ルーピン side
ーーーーーーーーーー



ミユウ、君は誰だい?








ダンブルドアのところへ連れていくと、

『アルバスー!........なんで?なんでみんな年を取ってるの?』

周りを不思議そうに見渡し、マクゴナガル先生をみつけると、ミユウは抱きついた。


「どうしたのですか?Ms.カトウ?」

心配そうに彼女を抱き寄せるマクゴナガル先生。





「おぉ、こちらへ来なさい、ミユウ........」

ダンブルドアだけが落ち着いていた。




『アルバスーーーー........』

ダンブルドアがミユウに触れると、紅い瞳が黒くなっていった。




「どうかね?気分は」

優しいブルーアイを見つめるミユウ........




『ダンブルドア校長、どうして私はここに?』

彼女の落ち着きに、皆が安心した。
セブルスは頭を抑えて、ドアに寄りかかっていた。




『校長先生のお部屋、いつも通り素敵ですね。』


「ありがとう、優しいのう。」


ほのぼの。





私は、突っ込みたいところが多すぎて、ボーッとしていた。




とりあえず、ミユウが落ち着いてよかった........






『あら?先生方が沢山........
なんだか、私の誕生日みたいですね、ーーーところで、私は、ここで何を?』

ダンブルドアはミユウに笑いかけてから、私とセブルスの目をとらえる。



「二人に説明してもらおうかの。」






私たちは話し出した。






ミユウが自分達のことを知っていると言うこと。



リリーや、トム・リドルを知っていること。





ミユウは、黙って、聞いていた。










「いいかの、ミユウ、驚くでないぞ。何も心配することはないのじゃ。ただ、お主のなかで時間のズレが起こっておる。そこを調整するために話さなくてはならぬ。今は、その時じゃ。」



ミユウは黙って、頷くだけだった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ