text 短編

□泣けない死神
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俺が君を見つけたのはいつだっけ


下界が飛鳥とゆう時代を迎えた頃


ひとりの聖人君子がいた


聖徳太子(厩戸皇子


彼は俺のお気に入り


「たーいしっ久しぶり!」

「!閻魔っどうしたんだ?」

「太子に会いたくなっちゃって」

「そうか。私も会いたかったぞ」

彼とおしゃべりする時間は幸せで

時間がすぐ過ぎ去ってしまう

「なぁ、閻魔」

「んー?」

「…ううん、なんでもない」

「…ん」




でも、俺は知っている






彼の寿命を知っている
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