2015年<リクエスト作品>

□浸蝕
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「良い締まり具合だよ、泉君?」

「・・・・・・ッ!」

「ほら、もっと尻上げろって・・・・・・」

「あぁぁっ!」

「優等生がそんなはしたない声出して・・・・・・そんなに気持ちいい?」

「やっ、止めろっ!・・・・・・くっ・・・・・・」

「おい、ちゃんと見張ってろよ」

「分かってるよ・・・それより早く回せよ」

「・・・こいつの中スゲェ良い具合だし、しかもこの面・・・堪らねぇよな・・・」


もう何時間こうしているだろう
使われていない教室
部屋中に立ち込める牡の臭い

俺は一人に羽交い締めにされ、前から息の荒い男に犯されている
下半身は男達が中に出した白濁液で汚されていた

もう一人は教室の入り口に立ち、見張りをしている
だが、もう夕方になる時間
誰も通ることはないだろう


「ハァハァ・・・また中に出してやる」

「んっ・・・くっ・・・」

「お前もいきたいだろ?」


目の前にいるのは3年生だ
普段は優等生面してる癖に・・・・・・
いつも3人でつるんでいる


「もう止めろ!」


俺は今犯している男を睨み付けた
そんなことしたって無駄だって分かっているけど


「煩いな・・・おい、口塞いどけよ」

「リョーカイ」


後ろで羽交い締めにしていた男が、楽しそうに答える
自由の利かない身体
顎を上向けさせられ、苦しくなる
あっという間に顔が近付き、その男に口を塞がれた


「んんんっ!ぁ・・・むっ・・・」

「嫌らしい身体だなキスされただけで締まるのかよ」

「んっ・・・んぁっ・・・んん」


今日は委員会の集まりがあった為、部活を途中で抜けていた
そして委員会を終えて後片付けしていて遅くなると、廊下を歩いてきたこの先輩達に声を掛けられたのだ
まさかこんな事になるとは思わず、俺はノコノコと付いていってしまった


「前から君の事気に入らなかったんだよね。でも、そう思って見てるとさ・・・段々気になってきちゃって」

「そんなことどうでも良いじゃん。あの泉奏をやれてるんだから」

「思った以上に良いしな」


男達は勝手なことを言っている
そんなことより早く終わって欲しい
俺だけではどうにもならない


「っ・・・もうイク・・・あぁっ!」


激しく腰を打ち付けられ、何度目かの絶頂
また中に出された

辺りも暗くなる頃、ようやく身体を離される
疲れ果てた俺は、先輩達が服を着ている姿をただ見ていた
3人の中のリーダーであろう一人が俺を見る


「これで終わりだなんて思ってないだろ?泉君」

「・・・・・・・・・」

「ダンス部の奴等と仲良いんだって?まぁ、言うことはないと思うけど、もし言ったら君の仲間も襲っちゃうかもよ?」


俺は顔を背けた
後ろから先輩達の下卑た笑いが聞こえる

一人になった教室
俺は落ちた眼鏡を拾い、脱ぎ散らかされた服を集め、袖を通す

立ち上がると俺の中から奴等の残滓が脚を伝い落ちる
その感覚が吐き気をもたらす
身体から力が抜け壁に手をつき、口元を押さえ咳き込む


許せない・・・

だが俺はどうする事も出来ず、拳を握りしめた







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