2015年<リクエスト作品>

□浸蝕
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汗ばんだ男の身体
触れ合った肌から伝わる嫌悪感
食い込むほどに掴まれた太股
それ以上に痛む貫かれる身体

俺は午後の授業を受けることは出来なかった
何故なら、またあの先輩達に捕まっていたからだ

力ずくで支配され、恐怖以外感じられない
そんな俺を楽しそうに見下ろし、奴等は快感を貪っている
こんな事で悦に入っている奴等を睨んだところで、俺の状況はなにも変わらない


「どうした?気が乗らないのか?もっと声出せよ」

「・・・っ・・・・・・」

「気持ちいいんだろう?こんなに立たせてるんだからな」


俺が出来るささやかな抵抗
激しく突かれても、声を押し殺す
それでも先輩は嫌らしい笑みを浮かべ、仲間に目で合図を送った
直ぐにもう一人が俺の側に膝まづき、俺のものを口に含んだ


「あっ!!」

「ククッ・・・」

「・・・!っ・・・ァ・・・」


どう頑張っても声が漏れる
手の甲で口を押さえ、顔を背けた
その行動が、先輩達を煽っているとも知らずに・・・


「おい、ついでに撮っておけよ」

「そうだな」

「・・・!なにす・・・・・・」


繋がった部分からこちらに向けて携帯を翳している
もう一人が俺の顔を、向けられた携帯の方へ抱き起こした


「全部撮れてるか?」

「あぁ、バッチリ。この写真高く売れそうじゃね?」

「それは泉君次第かな?」

「なっ・・・・・・!!」


嫌だ
嫌なのに、激しく突かれ中に出されて写真に撮られてしまった


「さぁ、どうする?ネットに載せても良いんだけど、まだ俺達だけで楽しみたいからなぁ」

「くっ・・・・・・」

「そうだな、じゃあコレ入れて部活に出てよ」


先輩が手にした物
黒い玉が3つ繋がったようなもの・・・
もう片手には四角いボタンが付いた小さいリモコン
スイッチを入れると黒い物体が震え出した


「・・・何をするつもりだ」

「コレ入れてさ、部活に行ってみてよ」

「!!・・・・・・嫌だっ!止めろっ!!」


あっという間に中に入れられてしまった
その姿を3人はまじまじと見つめている


「ずっと見てるからな。途中で抜こうと思うなよ。もし抜いたら分かってるだろ?仲間が犯されて、写真がばら撒かれる・・・いいな?」

「・・・・・・」


俺に選択権は無い
中に入れられたまま着替えを済ませ、入り口に向かう
3人はニヤニヤと俺の後ろ姿を見ている


「バレないように気を付けて」

「絶対にイクなよ?」

「・・・・・・・・・」


俺は振り替えることなく、唇を噛みしめ教室を後にした







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