全力で遊べ!!

□2.委員会勧誘
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「東雲さんって委員会、入ってないんだよね?」

教室に入った瞬間、夢前くんが満面の笑みで話しかけてきた。

ちょ、近い、怖い。

『はい。委員会には、まだ…』
「だよねっ!!良かったら生物委員会に入らない?」
「ちょ、三ちゃん!!生物はもう三ちゃんと虎若で埋まったでしょ?東雲、風紀委員に入りなよ」
「ちょっと兵ちゃん!僕が最初に誘ってんだよ〜??」


…夢前くんが話していると、後ろから笹山くんが話しかけてきた…私を挟んで言い争わないで欲しい。

席につこうか…と、思っていると手を捕まれた。

「東雲さん!生物委員会に入ろ?」
「東雲、風紀委員会に入ろう?」

うわぁああ!!まだ言い巡ってたぁあ!!

『あの生物委員会は二人まで、風紀委員会はクラスから一人まで…じゃなかったですか?』

「虎若と東雲さんが代わればいいんだよ!」
「そんなルール変えちゃえばいいんだよ。知らない」

お前ら怖いよ。なんなの。
佐武くん可哀想だよ。
笹山くん、キミに至っては自分ルールか!!

「ちょーっと待ったぁああ!!」

教室に5人の声が上がる。



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