全力で遊べ!!
□3.委員会活動
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「あれ?庄ちゃん、その子は?」
「同じクラスの東雲さんです。どの委員会も店員オーバーだったので、副学級委員に入ることになりました」
『宜しくお願いします』
そう言うと先輩たちに「宜しく〜」とか「ん」とか当たり障りない返事で返された。
「おーい、彦四郎ー!庄左ヱ門と新しいメンツが増えたぞ〜」
鉢屋先輩(多分)が部屋の奥の方に呼び掛けると、中からもう一人、男の子が現れた。
「よ、彦四郎」
「ん、庄左ヱ門」
知り合いと思われる二人が挨拶をしていると、彦四郎くん(多分)と目があった。
真面目そうな人だ。
「庄左ヱ門、こっちの人は?」
「同じクラスの東雲さん。副学級委員になったから連れてきた」
「そ。僕、中等部1年1組の学級委員長、今福 彦四郎。宜しく」
『1組!?あ、失礼しました。中等部1年3組の副学級委員になりました。東雲 久住です』
1組にびっくりしてしまった。
だって、私が受けたかった特進科クラス。
「まぁまぁ、中入ってよ!」
尾浜先輩に押し込まれ、中に入ると…中は純和風の雰囲気だった。
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