全力で遊べ!!

□8.無理と無情
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朝は喜三多くんと会話して、ゆっくり出来たけど…後からきた部活勧誘者達に、私は絶句している。

加藤くんは土下座をしてくるし、佐武くんはAKやライフルがどうのと語り始めるし、三治郎くんと笹山くんは笑顔で「入るよね?」って脅してくるし、伊助くんは必死に頼み込んでくるし、庄左ヱ門くんはなにも言わないけどじっと見てくるから超怖い。

…つまり、現場はカオス状態だ。

『助けてください』

この状態は放課後まで続いた。

余計に部活、入りづらい。

今日は皆、部活があるらしく委員会のない日なのでやっとのこと私は解放された。

…はずなのに。

『あの、誰ですか』
「あんたこそ、誰?つか、左門…ここどこ」
「知らん!!気付いたらここいたぞ!!」

………。
そう、知らない人達が目の前に立っている。

前髪が茶髪っぽい感じで、背の高い人。
もう一人は小さくて、大口を開けている。
一年生にこんな人はいない。
つまり、先輩なんだか…怖い。

なんか、腰に縄を巻き付けられてるし。
こっちをガン見してくる。

「で、誰?俺らより下の学年に、女の子は居なかっただろ」
「ん?なら誰だ?中等部からの編入生か??」

変な奴らに捕まった。



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